西洋占星術の基礎
カスプ(交界点)
カスプ(交界点)とは
カスプの意味
カスプは、占星術チャート内の境界点です。よく使う意味は2つあります。星座のカスプは黄道十二星座どうしの境界、ハウスのカスプはハウスが始まる度数です。
カスプは惑星ではありません。地図の境界線に近い概念で、ある象徴領域がどこで終わり、次の領域がどこから始まるかを示します。
ハウスカスプとは
各ハウスはカスプから始まります。第1ハウスのカスプはアセンダント、第4ハウスはIC、第7ハウスはDC、第10ハウスはMCです。この4つの角(かく)は、自己、家庭と根、関係、社会的な役割に対応しやすくなります。
惑星がハウスカスプに近いと、前後のハウスのテーマをつなぐと読むことがあります。境界に近いほど移行的な意味が強くなります。ハウスシステムによって計算が異なるため、正確な出生時刻が重要です。
星座のカスプとは
太陽が星座から次の星座へ変わる日付付近に生まれた人は「カスプ付近」と言われます。この太陽は実際に0度付近、または末尾の度数に近いですが、2つの星座に同時に入るわけではありません。太陽は1つの正確な黄経を持ち、属する星座も1つです。
「両方の星座のようだ」と感じる場合は、月、水星、金星、上昇点、他の惑星が隣の星座にあることや、アスペクト、ハウス配置が理由になりやすいです。表現は混ざっても、太陽自体が境界をまたいでいるわけではありません。
共通する境界度数はない
星座が切り替わる正確な瞬間は年ごとに違い、参照するタイムゾーンによっても変わります。太陽は1日に約1度動くため、切り替え直前後の太陽が境界から1〜2度程度になることはありますが、何度からカスプと呼ぶかは占星術師によって違いがあります。
太陽がカスプに近いか判断するには、出生日時と場所でチャートを作り、太陽の度数を見ます。日付だけの早見表では正確に判断できません。
カスプの読み方
- 太陽の正確なサインと度数を確認します。
- 隣のサインの境界からの距離を見ます。
- 上昇点、月、他の惑星が隣接サインにあるか確認します。
- 関係するハウスカスプを加えて、テーマが生活のどこに現れるか整理します。